シニア向けツアーのある旅行会社おすすめ4社!疲れず楽しむ「ゆったり旅」の選び方

旅行に行きたい気持ちはあるけれど、体力がついていくか不安…
親を旅行に連れて行きたいけれど、どの旅行会社を選べばいいのかわからない…
そんなお悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか。
シニア世代の旅行で大切なのは、「どこへ行くか」だけでなく、「どんな旅の設計になっているか」です。移動距離・歩く量・食事の環境・添乗員のサポート体制——こうした細かな部分が、旅の満足度を大きく左右します。
私はかつて添乗員として、20代のお客様から90歳を超える方まで、さまざまな方の旅行に同行してきました。車いすをご利用の方の旅もご一緒したことがあります。
その経験から感じるのは、「旅の設計が合っているかどうか」が、シニアの旅には特に重要だということです。
この記事では、シニア向けのツアーを充実させているおすすめ旅行会社を4社ご紹介します。
各社の特徴をわかりやすく整理しましたので、ご自身やご家族にぴったりの旅行会社を選ぶ参考にしていただければ幸いです。

シニア旅行で失敗しない!「ゆったり旅」選びの5つのポイント

旅行会社を比較する前に、まず「何を基準に選ぶか」を押さえておきましょう。シニア向けツアーを選ぶうえで、特に確認しておきたいポイントを5つにまとめました。
① 歩行の目安が明記されているか
→ 「1日〇時間以内」など数字で書かれているツアーを選びましょう
「ゆったり旅行」と書かれていても、実際には長距離を歩くコースもあります。数字が明記されているツアーは、それだけ参加者の体力に配慮して設計されている証拠です。
② バスにトイレが付いているか
→ トイレ付きバス+休憩頻度の両方を確認しましょう
長距離移動が多いバスツアーでは、トイレの有無が快適さを大きく左右します。シニア向けのツアーでは、約90分に1回のトイレ休憩を明記しているものもあります。合わせて確認しておくと安心です。
③ 連泊・遅めの出発が設定されているか
→ 「連泊プラン」+「9時以降の出発」が体への負担を減らします
毎日宿を移動する「転々泊」は、荷物の準備や移動のたびに体力を消耗します。同じ宿に2泊以上する「連泊プラン」は荷ほどきをしてゆっくり過ごせるため、疲れが出にくいのが特徴です。
④ 食事会場が「椅子・テーブル席」か
→ 畳の座敷は足腰への負担が大きいため、事前確認が必須です
旅館の食事は畳に座るスタイルが多く、膝や腰に負担がかかりがちです。椅子とテーブルで食事できるかをツアー詳細ページで確認しておくと、食事の時間をストレスなく楽しめます。
⑤ 添乗員のサポート体制が整っているか
→ 少人数制+添乗員が終日同行するプランが安心です
添乗員が同行するツアーでも、サポートの質はさまざまです。特に初めて一人で参加する方や体力に不安がある方は、少人数制で添乗員が終日そばにいるプランを選ぶと、困ったときにすぐ声をかけられます。
以上の5点を頭に入れておくだけで、ツアー選びの失敗がぐっと減ります。
次の章では、この基準をもとにおすすめの旅行会社を4社をご紹介します。
シニアにやさしいおすすめ旅行会社4選
①クラブツーリズム
クラブツーリズムは、シニア向けツアーの先駆けともいえる旅行会社です。「ゆったり旅行」に関するノウハウが豊富で、体力や歩行ペースに応じた複数のプランラインナップが充実しています。同じ趣味・同世代の参加者が集まりやすいのも特徴で、「旅先で気の合う仲間ができた」という声も多く聞かれます。
ここでは、クラブツーリズムが展開するシニア向けの代表的な3つのプランをご紹介します。
「大人のゆるり旅」——75歳以上の方も安心して参加できる少人数ツアー
\こんな方におすすめ/
足腰に不安がある方・初めて一人で参加する方
「大人のゆるり旅」は、バス1台につき10〜28名限定の少人数制ツアーです。
1日の観光箇所をあえて絞り、歩く距離を最小限に抑えた行程設計が特徴で、75歳以上の方も体力に応じて参加できるプランが用意されています。
- ベッドのお部屋・椅子テーブルの食事会場が確約されており、原則トイレ付きバス(一部エリアを除く)
- 添乗員のほか「カインドリースタッフ」が同行するコースあり
- おひとり様参加限定のプランも充実
「まだ旅を楽しみたいけれど、体力が心配」という方に特に向いているプランです。きめ細かなサポート体制が整っているので、初めて一人で参加する方も安心して申し込めます。
「65歳以上限定 国内ツアー」——同世代だけで楽しむ、気兼ねない旅
\こんな方におすすめ/
同世代と交流しながら旅を楽しみたい方・一人参加が不安な方
「65歳以上限定 国内ツアー」の最大の特徴は、参加者全員が65歳以上という点です。
初めて参加する方でも「初めて会ったのに、まるで同窓会のような雰囲気だった」と感じる方が多く、共通の話題で自然と打ち解けられます。
- 移動手段は列車・飛行機・バスから選択可能
- おひとり参加専用プランも充実
- 全国各地からの発着に対応
「一人で参加して、周りに気を使わないか不安」という方にも、同世代だけが集まるこのツアーなら気負わずに楽しめます。
「ゆったり旅」——歩行時間・滞在時間の基準が数字で明記された安心プラン
\こんな方におすすめ/
「ゆったり」の基準を具体的に確認してから申し込みたい方
「ゆったり旅」シリーズは、行程のゆとりが数字ではっきりと示されているのが大きな魅力です。
- 1日の平均歩行時間:2時間以内(目安/国内)
- メイン観光地での見学時間:通常コースの1.5倍以上(目安)
- 宿泊施設での滞在時間:17時間以上(目安/国内)
- 移動中の休憩:90分に1回(目安)
「ゆったり」という言葉だけでなく、こうした具体的な数字が示されていると、申し込む前の安心感がぐっと増しますよね。国内・海外ともにラインナップがあり、海外ツアーはバス1台19名以下の少人数制です。
② JTB
JTBは国内最大手の旅行会社として、長年にわたり幅広い世代の旅をサポートしてきた老舗ブランドです。知名度と実績があるため、「初めてツアーに参加する」という方にも安心感があります。シニア向けにはゆとりある行程を重視した専用シリーズを展開しており、体への負担を減らす工夫が随所に盛り込まれています。
ツアーではなく宿から旅を考えたい方は、【JTB】全国の全旅連認定・人に優しい宿特集をご覧ください。
バリアフリールームをお探しの方は、バリアフリー・ユニバーサルデザインルームに泊まれるプランがおすすめです。
「おからだ想いのゆとりある旅」——大手ならではのきめ細かな配慮が光るツアー
\こんな方におすすめ/
大手の安心感を求めながら、体への負担を最小限にしたい方
JTBは国内最大手の旅行会社として知られていますが、シニア向けに特化した「おからだ想いのゆとりある旅」シリーズも展開しています。名前の通り、体への負担を減らすことを第一に設計されたツアーです。
- 朝の集合は9時以降を基本とし、慌ただしさがありません
- バスの座席は隣席なしでゆったり座れます
- 移動中は約90分に1回のトイレ休憩を設定
- チェックインは16時30分頃までに対応し、宿でゆっくり過ごせます
- 夕食は宿泊施設のスタッフがお席まで料理を運んでくれるスタイル
- 宿泊はベッドのお部屋・温泉大浴場付きの施設を厳選
添乗員経験のある私から見ても、「隣席なし」「16時30分チェックイン」「食事をスタッフが運ぶ」という設計は、シニアの旅の負担を実質的に減らす、よく考えられた配慮だと感じます。移動・到着・食事——旅のあらゆる場面で「疲れさせない工夫」が積み重なっています。
③ 日本旅行
日本旅行は、老舗の旅行会社として長年にわたり幅広い世代の旅をサポートしてきた信頼あるブランドです。長い歴史に裏打ちされた信頼感と、落ち着いた雰囲気のツアー設計が特徴です。派手さよりも「質の高いおもてなし」を重視する方に、根強い人気があります。
「おとなび」——50歳からの大人旅を、じっくりと楽しむ
\こんな方におすすめ/
歴史・文化・温泉など、旅の「深み」を楽しみたい方
「おとなび」は、50歳以上を対象にした旅行シリーズです。添乗員同行ツアーのほか、JR・新幹線とホテルを組み合わせた個人旅行プランも充実しており、旅のスタイルに合わせて選べます。
- 伝統・歴史(熊野三山、お遍路など)からイベント観光(花火、祭り、相撲観戦)まで幅広いテーマ
- 観光列車(瑞風・四季島など)を使った特別感のある旅も選択可能
- 日帰りから6日間程度まで、体力や日程に合わせたコース設定
- 料金は7,900円〜と、目的やご予算に応じて選びやすい価格帯
「旅行はただ観光地を回るだけでなく、その土地の文化や歴史をじっくり味わいたい」という方にとって、おとなびのツアーは満足度が高い選択肢です。
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④ 阪急交通社
阪急交通社は、関西を地盤に全国展開する旅行会社です。「上質な旅」へのこだわりが強く、宿泊施設や移動手段の選定に品格があります。「せっかくの旅行だから、少し贅沢に楽しみたい」という方に選ばれることが多い旅行会社です。
「クリスタルクルーザー『菫(すみれ)』」——移動時間そのものが旅の主役になるバスツアー
\こんな方におすすめ/
豪華な移動体験・特別な記念旅行を楽しみたい方
このツアー最大の特徴は、わずか18席限定の高級バス「クリスタルクルーザー菫」を使用する点です。移動時間を「ただの移動」ではなく、旅の一部として楽しむことをコンセプトに設計されています。
- シートピッチ1,220mm・最大129度のリクライニングで、長距離移動も疲れにくい
- 荷棚をなくし、車窓の景色を存分に楽しめる設計
- 独立型化粧室・Wi-Fi・充電機能を完備
- EDSS(ドライバー異常時対応システム)搭載で安全性も万全
- 経験豊富な添乗員によるきめ細かなおもてなし
添乗員として多くのバスツアーに同行してきた経験からいうと、座席のゆとりと乗り心地は旅の疲れ方に直結します。18席という少人数ならではのゆったりした空気感は、グループ旅行や記念旅行にも特別な雰囲気をもたらしてくれます。
申し込む前に確認しておきたいこと

ツアーを選んだら、申し込む前にいくつか確認しておくと、当日の思わぬトラブルを防げます。特に気をつけておきたいポイントをご紹介します。
① 自分の体力レベルに正直に向き合う
「物足りないかな」と感じるくらいのコースが、実はちょうどよいことが多いです
「このくらいなら大丈夫だろう」と無理をして上のランクのコースを選ぶと、旅の途中で疲れてしまい、せっかくの旅行が苦い思い出になることがあります。ツアーに記載されている歩行時間や難易度の目安は、ぜひ正直に照らし合わせてみてください。
② 集合場所までのアクセスを事前に確認する
旅が始まる前に体力を使い切らないための大切な準備です
「集合場所までどうやって行くか」「駅からどのくらい歩くか」「段差や坂はないか」まで、事前に確認しておくと安心です。子世代が代わりに調べて送り届ける段取りをしておくのもよいでしょう。
③ 旅行保険への加入を検討する
キャンセルや医療費への備えは、シニア世代こそ特に重要です
体調の変化やケガなど、旅先でのトラブルはいつ起こるかわかりません。旅行会社が提供するオプションのほか、クレジットカード付帯の保険内容も事前に確認しておきましょう。
④ お薬手帳と常備薬を必ず持参する
添乗員は同行していますが、医療の専門家ではありません
旅先での体調変化は、普段より起こりやすいものです。万が一のときに備えて、お薬手帳と普段服用している薬は必ず携帯してください。自分の体の状態をすぐに伝えられる準備が、安心な旅につながります。
⑤ 子世代が予約する場合は、本人の希望をしっかり確認する
宿のスタイル・食事・歩く量など、好みは人によって大きく異なります
「親に喜んでほしい」という気持ちから、子世代が旅行をプレゼントするケースも増えています。せっかくの旅行が「思っていたのと違った」にならないよう、申し込む前に本人としっかり話し合っておくことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
- シニア向けの旅行会社はどこがおすすめですか?
-
シニア向けツアーの充実度でいえば、 クラブツーリズムが特におすすめです。
歩行時間や少人数制など、体力への配慮が数字で示されているので、初めての方でも選びやすいと思います。大手の安心感を求めるならJTB、豪華な旅を楽しみたいなら阪急交通社など、目的や優先したいことによってぴったりの会社は変わってきます。まずは「何を一番大切にしたいか」を決めてから比較してみてください。
- 歩くのが不安な場合や、高齢でも参加できるツアーはありますか?
-
はい、あります。
クラブツーリズムの「ゆったり旅」は1日の平均歩行時間が2時間以内、「大人のゆるり旅」は75歳以上の方も参加できるプランがあります。JTBの「おからだ想いのゆとりある旅」も、長距離歩行を避けた観光地を選定するなど体への配慮が充実しています。「歩けるか不安で旅行を諦めていた」という方にも、ぜひ一度ツアーの内容を見てみてください。
- 急な体調不良でのキャンセルが心配です。
-
シニア世代には、「旅行キャンセル保険」の利用を強くおすすめします。
ご自身やご家族の通院・入院でキャンセルした場合の取消料が補償されるため、万が一に備えておくと、予約時の心理的なハードルがぐっと下がります。
- 60代からでも参加できるシニア向けツアーはありますか?
-
もちろんです。
本記事でご紹介した4社はいずれも60代の方が参加できるプランを揃えています。日本旅行「おとなび」は50歳以上が対象で、クラブツーリズムの「65歳以上限定 国内ツアー」は同世代だけで参加できるため、初めての方でも打ち解けやすいと好評です。ぜひ旅を楽しんでいただければと思います。
まとめ

今回は、シニア向けのツアーが充実しているおすすめ旅行会社を4社ご紹介しました。
- クラブツーリズム:歩行時間・少人数制など、体力への配慮が数字で明示されている
- JTB:隣席なし・早めのチェックインなど、移動と宿泊の快適さに強みがある
- 日本旅行:歴史・文化をじっくり楽しむ、落ち着いた雰囲気のツアーが充実
- 阪急交通社:18席限定の高級バスで、移動時間から旅を楽しみたい方に
「体力が落ちてきたから、もう旅行は難しいかな…」
と感じている方にこそ、ぜひ一度シニア向けに設計されたツアーを見てみてほしいと思います。
ゆったりとした行程・サポート体制・体に優しい宿——そういった工夫が積み重なることで、旅はぐっと楽しくなります。
大切な人との旅の思い出は、いつ作っても遅すぎることはありません。この記事が、一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
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