高齢者の歩かない旅行|エリア別おすすめ温泉宿・観光スポットを紹介【保存版】

歩くのがつらいから、もう旅行は無理かな・・
親を旅行に連れて行きたいけれど、移動が心配で中々誘えない・・
添乗員として2歳から94歳まで、たくさんの方の旅行に同行してきて気づいたことがあります。
シニアの旅をラクにするコツは、「歩く距離」を減らすことだけではありません。
ちょっとした選び方や工夫しだいで、同じ行き先でも身体への負担はぐっと変わります。
この記事では、元添乗員の視点も交えながら、歩かない旅行の選び方・おすすめのスタイルをお伝えします。使える移動手段や宿の選び方、関東・関西のエリア情報、よくある質問もまとめました。
あなたやご家族にぴったりの、無理のない旅選びの参考になればうれしいです。
※当ページの「歩かない旅行」は、一歩も歩かないという意味ではありません。徒歩移動を少なめにしやすい、歩く量を抑えやすい旅という意味で使用しています。
歩かない旅行とは?移動の負担を抑えて楽しむ旅
「歩かない旅行」とは、観光や温泉を楽しみながらも、歩く距離や移動の負担をできるだけ抑える旅行スタイルのことです。
バスや乗り物をうまく使ったり、宿でゆっくり過ごしたりと、楽しみ方を選びながら無理のない範囲で旅行をします。
こうしたスタイルが注目される背景には、年齢を重ねるなかでの体力の変化があります。
国土交通政策研究所の調査では、70歳以上で宿泊旅行の回数が減る大きな要因のひとつに歩行の困難があると指摘されています。「長く歩けるか不安」という気持ちが、旅そのものをためらわせてしまうのです。
ただ、この調査は裏を返せば希望でもあります。
同じ研究の中でも、足腰に不安があっても旅行しやすい環境を整えれば、70歳以上でも旅行を続けられる可能性があると示されています。つまり、歩く量を抑える工夫さえあれば、旅をあきらめる必要はないということです。
出典:国土交通省 国土交通政策研究所「車いす、足腰が不安なシニア層の国内宿泊旅行拡大に関する調査研究」(2016年)
「歩かない旅行」は、体力に合わせて旅を楽しむ前向きな旅のかたちです。歩かずに楽しめる観光スポットも、探してみると意外とたくさんあります。
編集長ここが盲点!
「歩かない旅行」と聞くと、ずっと座りっぱなしの退屈な旅を想像するかもしれません。
でも、実際はその逆です。移動でへとへとにならないぶん、目の前の景色や温泉、おいしい食事をじっくり味わえます。
歩く量を減らすのは、何かを我慢するためではなく、楽しむ体力を“いちばん見たいもの”に残すための工夫なんです。
高齢者の歩かない旅行を選ぶときのポイント
歩かない旅行は、行き先を決めるより先に「どう移動して、どこで休むか」を考えておくと、ぐっとうまくいきます。
ここでは、旅程づくりの土台になるポイントを3つにまとめました。
移動手段を先に決める
歩く距離は、実は移動手段でほとんど決まってしまいます。
駅から目的地までをタクシーや送迎でつないでしまえば、歩く区間はぐっと短くできます。「公共交通で頑張るより、少し奮発して移動をラクにしたほうが、結局いい旅になった」。これは添乗の現場で何度も実感したことです。具体的な手段は、あとの章でくわしく紹介します。
こまめに休める場所を確保する
負担を抑えるコツは、「途中でひと息つける場所があるか」を先に押さえておくことです。
ベンチや座れるカフェ、景色を眺められる休憩スペース。こうした“逃げ場”があると、自分のペースで動けて心にも余裕が生まれます。
予定はあえて詰め込みすぎないほうが、思い出はゆっくり残るものです。
宿を「泊まる場所」ではなく「過ごす場所」に
歩かない旅行では、宿選びがそのまま旅の満足度になります。
最近は、観光に出かけず滞在そのものを楽しむ「おこもりステイ」も人気です。部屋食や館内の温泉、眺めのいいラウンジがあれば、一歩も外に出なくても十分に旅気分は味わえます。
この3つを意識するだけでも、旅のハードルはずいぶん下がります。ここからは、添乗の現場で「これは効くな」と実感した、もう一歩踏み込んだコツを紹介します。
「歩く距離」より「立って待つ時間」を減らす
ちょっと意外に思うかもしれませんが、シニアの旅でいちばん体力を奪うのは、歩くことより「立って待つ」時間です。
チェックインの列、トイレの順番、バス待ちの数分。事前予約で列をスキップしたり、座って待てる場所を選んだりするだけで、同じ行程でも疲れ方がまるで違います。人が少ない朝いちばんに動くのも、待たずにすむ賢い手です。
行き先より先に「トイレの場所」を押さえる
ルートを組むとき、私が見どころより先に確認するのがトイレの位置です。
「次のトイレまで」をひと区切りにすると、気持ちにゆとりが生まれて、結果的に歩く距離も短くなります。多目的トイレや洋式があるかを調べておくと、なお安心です。



旅行のプロから一言
家族旅行でいちばん気をつけたいのが、「みんなに合わせて」本人が無理をしてしまうこと。遠慮して「疲れた」と言い出せず、家に帰ってからどっと疲れが出る方は本当に多いんです。
「ここで座って待ってるね」と気軽に言える空気を、最初に作っておきましょう。
行き先やスタイルは、体力や同行者に合わせて選んでいけば大丈夫。気負わず、楽しめる形を見つけていきましょう。
歩かない旅行におすすめの旅行スタイル
ひとくちに歩かない旅行といっても、楽しみ方はいろいろあります。
ここでは、移動の負担を抑えやすい代表的なスタイルを紹介します。体力や同行者、行きたい場所に合わせて、ぴんと来たものを選んでみてください。
ゆったり日程のツアーを利用する
「自分で段取りするのは大変そう」という方には、ツアーが心強い味方です。移動はバスや専用車が中心で、休憩や食事の時間もあらかじめ組まれているので、歩く区間を自分で調整する必要がありません。
なかには、行程をゆったりとって歩く距離を抑えた、シニア向けのプランもあります。シニア向けのプランが多くおすすめの旅行会社は、「クラブツーリズム」です。
旅行会社によって配慮の度合いはかなり違います。どこに頼むか迷ったときは、シニア向け旅行会社ランキングも参考にしてみてください。


宿で過ごす「おこもりステイ」
観光に出かけず、宿の滞在そのものを目的にするのが「おこもりステイ」です。
思いきって「観光しない」と決めてしまうのも、ぜいたくな楽しみ方です。
部屋食や館内の温泉でのんびり過ごせば、外を歩かなくても旅の満足感はしっかり得られます。景色のいい部屋やラウンジのある宿なら、座ったまま非日常に浸れます。「移動は最小限、でも特別な時間を過ごしたい」という方にぴったりのスタイルです。
温泉でのんびり湯めぐり
温泉宿は、歩かない旅行と相性ばつぐんです。
館内にいくつもお風呂がある宿なら、外に出なくても湯めぐり気分が楽しめます。客室から大浴場までの距離やエレベーターの有無を予約前に確認しておくと、館内の移動もぐっとラクになります。
部屋風呂やお部屋食がある宿もおすすめです。移動の心配や誰かに気を遣うことが減り、ストレス少なく過ごせるでしょう。
乗り物を活かして歩かずに観光する
園内バスやロープウェイ、遊覧船などを使えば、歩く量を抑えながら観光できます。
乗り物が主要なポイントを結んでいれば、歩かずに楽しめる場所は意外とたくさんあります。こうした乗り物がそろった観光スポットを選ぶのも、かしこい工夫のひとつです。



ここが盲点!
歩く量を左右するのは、実は「荷物」だったりします。
大きな荷物を持って歩くだけで、体力の消耗は何倍にもなります。宿に荷物を先に送っておく、駅やコインロッカーに預けて手ぶらで動く。これだけで歩く負担はびっくりするほど軽くなります。
「身軽さ」は、歩かない旅行のいちばん簡単なコツかもしれません。
歩かない旅行におすすめのエリア・行き先
歩かない旅行は、エリアごとに「向いている過ごし方」が変わります。
ここでは、移動の負担を抑えながら楽しめるおすすめエリアを、関東・関西を中心に全国から選びました。気になる場所から、旅の情景を思い描いてみてください。
→関東のより詳しい行き先やまわり方は、高齢者の歩かない旅行・関東編で紹介しています。


関東エリア(箱根・草津)


箱根(神奈川)
登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、芦ノ湖の海賊船。
箱根のすごいところは、この乗り物たちを乗り継ぐだけで主要な見どころを一周できてしまうことです。大涌谷から望む山並みも、芦ノ湖の静かな水面も、ほとんど歩かずに堪能できます。
\POINT/
- 乗り物を乗り継ぐ「箱根ゴールデンコース」で、名所をぐるりと楽しめる
- 大涌谷の雄大な景色や、芦ノ湖の遊覧船からの眺めは格別
- 美術館や温泉宿が充実し、何度訪れても新しい発見がある
高齢者にうれしいポイント
- 温泉宿が豊富で、おこもりステイと組み合わせやすい
- 移動の中心が乗り物なので、歩く区間を抑えやすい
- 美術館やガラスの森など、屋内でゆっくりできる観光スポットが多い
詳しくは、「箱根歩かず楽しめる観光地&温泉宿6選」をご覧ください。こちらの記事では、箱根エリアでシニアにおすすめの観光地と温泉宿を詳しくご紹介しています。


草津(群馬)
温泉街の真ん中で、もうもうと湯けむりを上げる湯畑。
草津は見どころが湯畑を中心にぎゅっとまとまっているので、あちこち歩き回らなくても、温泉地らしい風情をたっぷり味わえます。夜のライトアップされた湯畑は、ぜひ宿の浴衣で眺めてみてください。
\POINT/
- シンボルの湯畑は、昼も夜も絵になる絶景
- 名物の「湯もみショー」は座って楽しめる名物体験
- 日本三名泉のひとつに数えられる、上質な湯が魅力
高齢者にうれしいポイント
- 宿にこもる滞在とも相性がよく、湯めぐりも無理なく
- 湯畑周辺はコンパクトで、宿との行き来がしやすい
- 湯もみショーは座って見学でき、休みながら楽しめる
詳しくは、「草津歩かず楽しめる観光地&温泉宿4選」をご覧ください。こちらの記事では、草津エリアでシニアにおすすめの観光地と温泉宿を詳しくご紹介しています。


関西エリア(有馬温泉・淡路島)


有馬温泉(兵庫)
神戸の中心から車で30分ほど。山あいにひっそりと佇む、日本最古とも言われる名湯です。
茶褐色の「金泉」と無色透明の「銀泉」、2つの湯を楽しめるのが有馬ならでは。観光であちこち巡るより、宿で湯と料理をじっくり味わう過ごし方が似合います。
\POINT/
- 金泉・銀泉という個性の異なる2つの名湯を楽しめる
- 風情ある温泉街そぞろ歩きや、老舗の味めぐりも魅力
- 神戸観光と組み合わせやすい立地
高齢者にうれしいポイント
- 都市部から近く、移動の負担が少ない
- 老舗宿が多く、館内で完結する過ごし方を選びやすい
- 名湯でのおこもりステイは満足度が高い
淡路島(兵庫)
瀬戸内の海をぐるりと望む、のんびりした島時間。
海沿いには眺めのいいリゾート宿が点在し、部屋から夕日を眺めるだけでも特別なひとときになります。車での移動を前提にすれば、歩かずに島の絶景スポットをまわれます。
\POINT/
- 瀬戸内に沈む夕日など、心に残る絶景に出会える
- 海の幸や淡路ビーフなど、ご当地グルメが豊富
- 花の名所やリゾート施設など、見どころが多彩
高齢者にうれしいポイント
- 宿の食事が充実し、館内で満足しやすい
- 車移動が基本で、歩く区間を抑えやすい
- 海を望むリゾート宿が多く、滞在そのものが目的になる
→関西のより詳しい行き先やまわり方は、高齢者の歩かない旅行・関西編で紹介していきます。
そのほかの全国エリア(熱海・別府・北海道)


関東・関西以外にも、歩かない旅行に向いた行き先は全国にあります。
熱海(静岡)
駅を降りれば、もうそこは海と温泉の街。
熱海は温泉街・海・グルメがコンパクトにまとまっていて、移動の負担を抑えやすい人気の旅行先です。海を見渡す宿でおこもりステイをすれば、歩かずに非日常を味わえます。
\POINT/
- きらめく海を望む、リゾート気分あふれる温泉街
- 食べ歩きや海の幸など、グルメの楽しみが豊富
- 都心から気軽に行ける、王道の温泉地
高齢者にうれしいポイント
- 駅から温泉街や海が近く、移動がしやすい
- 海沿いの宿が多く、部屋から景色を楽しめる
- 都心から日帰り〜1泊で行きやすい
詳しくは、「【熱海編】歩かず楽しめる観光地&温泉宿7選」をご覧ください。こちらの記事では、熱海エリアでシニアにおすすめの観光地と温泉宿を詳しくご紹介しています。


別府(大分)
街のあちこちから白い湯けむりが立ちのぼる、温泉のまち。
名物の「地獄めぐり」は、車や観光バスを使えば歩く距離を抑えながらまわれます。湯けむりの風景を車窓から眺めるだけでも、旅情をかきたてられます。
\POINT/
- 街を覆う湯けむりは、別府でしか見られない名物風景
- 色とりどりの源泉をめぐる「地獄めぐり」が名物
- 泉質の異なる温泉が集まり、湯めぐりが楽しい
高齢者にうれしいポイント
- 多彩な泉質で、宿の温泉だけでも満喫できる
- 車・観光バスでまわれば、見どころ間の移動がラク
- 温泉街に宿が多く、滞在の拠点にしやすい
北海道
登別や定山渓は、大きな温泉宿でおこもりステイを楽しむのにうってつけ。
館内に温泉や食事処、ラウンジがそろう宿なら、寒い季節も外に出ずに快適に過ごせます。歩かない旅行向けのツアーが多く、移動の計画も立てやすいエリアです。
\POINT/
- 登別の地獄谷など、迫力ある自然景観に出会える
- 雪見風呂など、季節ごとの温泉情緒が楽しめる
- 北海道グルメも旅の大きな楽しみ
高齢者にうれしいポイント
- 空港から送迎付きの宿を選べば、移動もスムーズ
- 大型温泉宿が多く、館内だけで快適に過ごせる
- 歩かない旅行向けのツアーが豊富で、移動を任せられる
歩かない旅行で使える移動手段
歩く量を左右するのは、行き先よりも「どう移動するか」です。
ここでは、徒歩の区間を減らすのに役立つ移動手段を紹介します。うまく組み合わせれば、歩かずにまわれる範囲はぐっと広がります。
タクシー・観光タクシー


駅や宿から目的地まで、ドアからドアで運んでくれるのがタクシーの心強さです。
なかでも観光タクシーは、運転手さんが見どころを効率よくまわってくれるので、歩く距離を抑えながら観光を楽しめます。半日や1日の貸切プランがある地域も多く、何人かで使えば一人あたりの負担も意外とおさえられます。
宿や施設の送迎サービス
宿や観光施設のなかには、駅まで送迎してくれるところがあります。
重い荷物を持って歩かずにすむうえ、着いたらすぐにくつろげるのは大きな魅力です。送迎の有無や予約が必要かは施設によって違うので、予約のときに確認しておきましょう。
ロープウェイ・ケーブルカー


高低差のある景勝地では、ロープウェイやケーブルカーが頼りになります。
坂道や階段をのぼらずに、高台からの眺めを楽しめるのがうれしいところ。移動中も楽しめるのがポイントです。乗り場までの道のりや運休日だけ、事前に調べておくと安心です。
遊覧船・観光船


湖や川、湾沿いの観光スポットでは、遊覧船もおすすめです。
座ったまま景色を楽しめるうえ、歩いてはまわりにくい範囲も、水の上からゆったり眺められます。乗り降りの段差が気になる場合は、乗船前に確認しておくとよいでしょう。
園内バス・シャトルバス
広い公園や庭園、テーマパークでは、園内をめぐるバスが走っていることがあります。
主要なスポットを結んでいれば、広い敷地でも歩く量をぐっと抑えてまわれます。乗り場やルートを入口で確認しておくと、計画が立てやすくなります。
移動支援・旅行支援サービスを頼る
最近は、旅行同行サービスや介護旅行など、移動をサポートしてくれる支援サービスも増えています。
空港や駅での介助、福祉車両の手配、同行スタッフ(介護士や看護師)が付くプランなど、内容はさまざまです。
旅行会社やNPO、自治体の観光窓口などが提供している場合があるため、不安が大きいときは一度相談してみるのもよいでしょう。利用条件や対応範囲はサービスごとに異なるので、早めの問い合わせがおすすめです。



旅行のプロから一言
タクシーや観光バス、乗り物を使うときは、予約や受付の際に「足腰に不安がある」とひと言伝えておくと、ぐっとラクになります。
乗り降りしやすい席を用意してくれたり、入口に近い場所で待っていてくれたり。言いにくいと感じるかもしれませんが、伝えてもらえたほうが現場も対応しやすいんです。
遠慮せず伝えることが、いちばんの移動の工夫だったりします。
これらの移動手段や支援サービスは、運行日や対応内容が季節・施設によって変わることもあります。
お出かけ前に、公式サイトや窓口で最新の情報を確認しておくと安心です。
歩かない旅行の宿の選び方
歩かない旅行では、宿で過ごす時間が旅の満足度を大きく左右します。
だからこそ宿選びはいちばん大事なポイント。
ここでは、館内の移動の負担を抑えるための、宿選びの観点を紹介します。
JTBの(全旅連)が認定する「シルバースター登録基準」を満たしたホテルを紹介している「【JTB】全国の全旅連認定・人に優しい宿特集」もあわせてご覧ください。
食事は部屋食や個室があると安心
意外と見落としがちなのが、食事のたびの移動です。
大広間が遠かったり階段があったりすると、一日に何度も往復することになります。部屋食や個室の食事処がある宿なら、席まで料理を運んでもらえて、まわりに気をつかわず自分のペースで楽しめます。食事のスタイルは宿によって違うので、予約のときに確認しておきましょう。
客室から大浴場までの距離をチェック
大浴場が自慢の宿でも、客室から遠かったり階段を挟んだりすると、館内の移動そのものが負担になってしまいます。
客室と浴場が同じ階か、エレベーターがあるかを事前に調べておくと安心です。部屋風呂や貸切風呂のある宿を選べば、長い距離を歩かずに温泉を楽しめます。
バリアフリールームや設備を確認する
段差の少ない造りの宿や、バリアフリールームのある宿なら、館内での移動の不安が少なくなります。
施設によって、館内にエレベーターあり・多目的トイレあり・車いす貸出ありなど、設備の内容はさまざまです。「ユニバーサルルーム」「バリアフリールーム」は宿ごとに名称も対応範囲も異なるため、客室名だけでなく設備の内容まで公式サイトで確認しておくと安心です。



ここが盲点!
宿の写真を見るときは、ぜひ「床」と「玄関まわり」に注目してみてください。ロビーの段差、玄関の上がり框(あがりかまち)。
こうした“ちょっとした段差”は、設備一覧には載っていないことがほとんどです。気になるときは、予約前に電話で「玄関に段差はありますか」と聞いてみましょう。
気になる宿をいくつも見比べたい場合に向けて、条件から施設を探せるコーナーも準備を進めています。公開までは、各宿の公式サイトや予約サイトで設備をご確認ください。
よくある質問(FAQ)
- 高齢者の「歩かない旅行」におすすめの行き先は?
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温泉地や、ゆっくり過ごせる宿が定番です。
館内に温泉やラウンジがそろっていれば、外を歩き回らなくても旅を楽しめます。
ロープウェイや遊覧船など、乗り物で景色を楽しめる観光地もおすすめです。歩かずに楽しめる場所を選べば、体力に不安があっても無理なく回れます。エリア別の行き先は、関東編・関西編でくわしく紹介していきます。 - 80代でも楽しめる「歩かない旅行」はありますか?
-
宿で過ごすおこもりステイや、移動手段を賢くを使った旅行なら、歩く量を抑えながらしっかり楽しめます。
日程をゆったりとって、こまめに休める旅程にしておけば、体力に不安があっても安心です。大切なのは、行き先よりも「無理のない組み立て方」です。
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シニアのための『疲れない旅行』5つの鉄則!無理なく楽しむ計画&日程作成ガイド シニア旅行の旅程(スケジュール)の立て方を解説。移動時間の目安、休憩の入れ方、歩く量を減らすコツ、宿や交通の選び方など、親孝行旅でも失敗しない計画術をまとめました。 - 「歩かない旅行」は、何泊くらいが目安ですか?
-
決まりはありませんが、はじめは1泊2日くらいから始めると安心です。
慣れないうちに2泊3日以上を詰め込むと、移動や環境の変化で思った以上に疲れがたまることがあります。同じ宿に連泊して、初日は移動と温泉、2日目は近場を少しだけ、という“ゆるめ”の組み方もおすすめです。
- 高齢の親と旅行に行くなら、どこがいいですか?
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歩く距離が短く、宿で過ごす時間を大切にできる場所が向いています。
移動はタクシーや送迎を中心に組み、観光は乗り物を使えるスポットを選ぶと、親世代の負担をやわらげられます。行き先を決める前に、移動手段と休憩できる場所を先に考えておくのがコツです。
- シニアに人気の旅行先はどこですか?
-
温泉地は、シニアの旅行先として根強い人気があります。
ただ、人気の場所が必ずしも歩かない旅行に向いているとは限りません。ランキングだけで決めず、移動のしやすさや宿での過ごしやすさを基準に選ぶのがおすすめです。
- 「歩かない旅行」のツアーは、どこで探せますか?
-
シニア向けのプランを扱う旅行会社で探すのがおすすめです。
行程がゆったりしているか、歩く距離への配慮があるかを確認するとよいでしょう。旅行会社選びに迷ったときは、シニア向け旅行会社ランキングもあわせてご覧ください。
まとめ
高齢者の歩かない旅行は、我慢することではなく、楽しみ方を選びながら無理なく旅を続けるための工夫です。
移動手段を先に決め、こまめに休める場所を確保し、宿でゆっくり過ごす。この3つを意識するだけで、足腰に不安があっても旅のハードルはぐっと下がります。
そして、本当に体力を奪うのは「歩く距離」よりも「立って待つ時間」や「重い荷物」だったりします。ほんの少し視点を変えるだけで、旅はもっとラクに、もっと楽しくなります。
楽しみ方も豊富です。ツアーやおこもりステイ、温泉のほか、乗り物を使って歩かずに観光するスタイルも選べます。熱海や箱根、有馬温泉のように、移動の負担を抑えやすい行き先も全国にあります。ご自身やご家族の体力に合わせて、心地よいまわり方を選んでみてください。
旅行会社選びに迷ったときは、シニア向け旅行会社ランキングもあわせてご覧ください。
エリア別の行き先は、関東編・関西編でさらにくわしく紹介していきます。


「もう一度あの景色を見たい」という気持ちを、無理のないかたちで叶える旅の参考になればうれしいです。



